31歳になる現在まで難病に苦しみ続ける女性、くらんけさん。
生きる希望を失い、安楽死を選んでスイスまで足を運びますが、死の淵で思いとどまり帰国したくらんけさんは、現在どう生きているのでしょうか。
調査したところ、現在は作家として独立されていることがわかりました。
今回は、現在のくらんけさんが
家族と幸せに過ごしているのか?
について、ご紹介します。
くらんけのプロフィール
年齢:1991年
出身:青森県
仕事:執筆業
6歳のときにCIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎)という難病を発症しました。
くらんけさんの難病の症状とは?
くらんけさんの難病は、6歳の時に発症したCIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎)という病気です。
一般的な症状は
・手足の感覚が鈍い、しびれる、痛みがあるなどの感覚障害
といったもので、腕が上がらない・箸が使いづらい・ボタンを留めにくい・階段を昇りにくい
などがあり、ほぼ生活の全般に障害があります。
くらんけさんの場合は、
両腕は右手首を除きヒジから下・さらに太ももから下が動かないため、一人で立つことや歩くことができない状態です。
【難病】くらんけの現在は執筆業や相談業務?
難病で一時は安楽死をのぞみスイスまで行ったくらんけさんは、過去に彩図社より、自身が安楽死を試みるまでの過程を綴った
という本を出版されています。
そんなくらんけさんは現在、どのような生活を送っているのでしょうか。
相談業を受けている?
くらんけさんは自分の選択と向き合いながら、X(旧Twitter)で安楽死や介助自殺について情報発信を行っています。
Xでは3,500人を超えるフォロワーがおり、 プロフィールを確認したところ仕事や相談等をメールで受け付けているということです。
お仕事はおそらく執筆業や、安楽死をのぞむ方々に対するカウンセリングのようなものではないかと考えられます。
九州地方で両親と暮らしている
くらんけさん現在、一級障害者に認定され、九州地方で両親とともに暮らしています。
スイスでの安楽死でも、致死薬を口にしている最中に、これまでの家族の支えを思い出して涙し、医師から死ぬことを止められたくらんけさん。
現在は母親からの介護を受けながら、やはり家族からの愛情と支援が大きな支えとなっていることでしょう。
これまでも難病を抱えながら出版社で勤務していたくらんけさんですが、過去の自分の選択と向き合い、生きる意味を考え、できる限りのことをしているそうです。
現在生きている理由は「お守り」のおかげ
安楽死を選んでスイスまで足を運び、致死薬を飲み込みながら、これまでの家族の支えを思い出して涙したくらんけさん。
それをきっかけに、医師から死ぬことを止められ、帰国していますが、こうしたことだけがきっかけで「死」への気持ちが変わったのではないと言います。
私が今生きているのは、親とか周りの人のお陰で気持ちが変わったからじゃなくて、いつでも死ねるという最強のお守りでその期待に応えられているおかげなのよね。親の美談ばかりに目がいって分からんだろうけど。
— くらんけ (@IrreKranke) May 18, 2024
あくまでも、スイスまで行ったことで
いつでも死ねる
ということがわかり、それが安心感につながっているようでした。
終わりのない闘病生活に絶望を感じた過去から、それはいつでも終わらせられることが出来るものだと実感した経験が、お守りになっているのですね。